意外と知らないというか、私が知らなかっただけなんだけど。
1.OpenTypeパネル > 横または縦組み用かなチェックボックス
OpenTypeの日本語書体には、横組用の文字と縦組用の文字が用意されている書体があります。主に、「○○Pro」という名前の書体です。ただし、メーカーによっては有る無しはマチマチで手持ちのモリサワには横組用の字形はありませんでした。CS3ではヒラギノをデフォルトで横に流し込んでも縦組用の文字が表示されました。以下、チェックあるなしのサンプルです。
ちょっと解りにくいですが、真ん中のがデフォルトです。一番下のサンプルは解りやすいように、チェックのあるなしで重ねてみました。
この大きさでは解りにくいのでさらに拡大した画像が以下。
拡大して見るとかなり違いがあるのが解ります。横組み用の文字は縦組み用の文字より奇麗に横のラインが出てるのが解ります。
ちなみに縦組の場合は、デフォルトのままチェックしても何も変化はありませんでした。
2.字形パネル
OpenTypeになって、異体字が扱いやすくなったようです。
JIS X 0208などの漢字コードでは、異体字の多くが包摂規準により同じ符号位置に統合されているため、異体字を表現し分けることができない。これに対し OpenTypeでは、異体字なども含めて対応できるのが特徴であり、日本ではグリフ集合としてAdobe-Japan1シリーズを用いることで、異体字 を分離していることが多い。 http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenTypeプルダウンメニューがが現在の選択文字の異体字になっている状態でパネルを表示したまま、異体字を見たい文字を選択すると、登録されている異体字を確認、変換することができます。 InDesignなど紙媒体の人なら周知の事実かもしれないけど、Webを専門にデザインする人は、なかなかこの手の機能に無頓着だったりするような感じがします。 イラレもCS3になって(もうCS4が出てますね)ふと、OpenTypeパネルをじっくり見たら知らないボタンがいっぱい。あれこれつっついてもなんだか反応しないしこれってなんだろう?なまま放置していた自分が恥ずかしい。 今迄知らなかったのでかなり感動しました。使ってなかったのがもったいなくてしょうがない。 欧文についても色々OpenTypeを試してみたので、次回アップします。 とうか、、こんなんでデザイナー名乗ってたなんてもう死んだらいいよ!はい死んだ!(by修造)