Webサイト、“哲学的な何か、あと科学とか” の哲学と科学コラムの書籍版。
Webでその独特の語り方ハマって、マーケットプレイスで書籍の方も購入してみました。
近々二冊目の出版も予定されているようです。
いや〜、面白かったです。一気に読めました。
普段技術書+デザイン語り本+漫画+雑誌しか買わないし、
たまに買った本は最後までなかなか読めない…そんな私が一気読みだったのでこうゆう入門本の中では相当面白かったと思います。
前半は主に入門書的な内容なのですが、
量子力学からシュレディンガーの猫の話とか、楽しみながら読み進められました。
後半、人間を半分にスパンと切って、右の人と左の人をそれぞれ別の所に持っていったら?とか、
どこでもドアをめぐるドラえもんとのび太のやりとりとか。とてもユニークな切り口で、
特に専門知識が無い私でも結構引き込まれて楽しんで読めました。
最後の方に、断片的に語られていた部分が、著者の言わんとするところに結びついた時はときめきが止まらない感じがした。
読んだ後くらいに、ちょうどイノセンスのブルーレイを見たのですが、
素子のゴーストは二分割されちゃってるのに、
分割された片方の自我はどうなっちゃってるんだろとか(工場の深部とかではスタンドアローンの状態なのに!)
本筋よりそっちの方が気になってしょうがなかったです。
というわけで、攻殻とか好きな人は興味深い内容な気がします。